玉川上水復活の講演
東京都、2040年に向けた『未来の東京』戦略ビジョンで策定
中央大学の山田正教授にお願いして東京大学でご講演していただきました。
皇居の外堀のアオコ発生で、匂いも景観もひどいということが問題になっていました。その対策のため、山田研究室は、責任の所在を押し付け合う環境省と東京都を無視して外堀の実地測定をします。その結果、いろいろな方法の中から最も効果的だと判断されたのが、手賀沼で実践されて効果が確かめられていた浄化導入でした。
アオコの発生スピード以上に水を入れ替えてしまえば、アオコが発生しないという手法です。
必要な流入流量としては、手賀沼の実験や実証データなどから、0.45㎥/秒あればよいらしいですが、玉川上水の自然消失量(浸透など)を考えると、2㎥/秒必要とのこと。
10年後を目処に、玉川上水を復活させる予定で、都は調査費用を来年度予算で組みます。
この水源確保により、渋谷川もちゃんと全面復活出来る可能性が高まりました。
参考資料として、昨年12月27日に東京都政策企画局の策定した2040年に向けた『未来の東京』戦略ビジョンの該当部分を添付します。